マタニティ専門鍼灸院 銀のすずは
妊娠初期から産後の方を専門でサポートしています。

妊娠中のむくみ

妊娠中、多くの妊婦さんがむくみで苦しんでいますね。
もともと女性の多くはむくみで悩んでいる方が多いかと思います。
妊娠、むくみ、マタニティ
そもそもなぜむくむのでしょうか?

むくみの多くは、静脈とリンパの流れが滞ることから起こります。
動脈は通常のむくみからは除外されます。
なぜかというと、動脈は血圧が高いのでそう滞ることはありません。
何せ、上が120㎜Hg、下が80mmHgもあるんです。
もし動脈から出血したら簡単には抑えることが難しい。
つまり指では抑えるのが大変だということですね。

採血は静脈を使うので、血を取った後、指で押さえるぐらいで止血できちゃいます。

静脈は上が30㎜Hg、下が5㎜Hgとかしかありません。
だから止血できるのでしょうが、停滞することも簡単ですね。

指で押さえられる程度ですので、関節を曲げる程度で簡単に血が止まるということです。

構造的に見ていきましょう。
動脈も静脈も内膜、中膜、外膜の3層構造ですが、静脈は中膜、つまり筋層がかなり薄いのです。
動脈は筋肉が多く、弾力性があります。
だから心臓の強い力を末端まで伝えることができるのですね。
静脈は逆に、強い血圧では耐えることができません。

妊娠、むくみ、血管の構造
なんといっても心臓は、1回の拍出で70mlも拍出するのです。
毎分、60回の心拍数だとすると70ml×60=4.2リットルも送り出すのです。
全身にある血液が体重の1/13、つまり4リットルぐらの血液を持っているので、それを1分間で全部送る感じです。
すごい量です。

静脈は心臓の支配を受けていませんので、全身の筋肉を使って心臓へ血液を戻します。
静脈には、逆流を防止する弁が付いていて、一度押し戻した血液が戻らないようにします。
血圧が低いからではの構造です。

ただし、血圧が低い静脈ですので簡単に滞るのです。

最終的な血液のゴールは心臓の右心房です。
静脈だけでなくリンパもまた心臓へ戻ります。

なので、むくみが気になる方はまず、気になるところの血液を押し出しても、最後のゴールが解放されているかが大事です。
場所的には鎖骨の下あたりです。

妊娠するとお腹も、胸も大きくなります。
それだけで静脈を圧迫するかもしれません。

足だけでなく、腕の静脈も圧迫を受けますので、まずは通り道を開放することに専念しましょう。
肩こり、首こりが強い人は顔もむくむかもしれません。
開放が最重要ですよ。

心臓の次は、お腹です。
お腹には下大静脈があって、それもまた赤ちゃんだけでなく、身体をくの字に折っているだけで血液が滞ります。

お腹の緊張も取りましょう。

さらに足の付け根、鼠経部も滞りやすいので、曲げっぱなしはダメです。
30分に一回は立って解放してあげます。

続いて、膝です。
これも折っていると滞ります。
やはり立って道を開放しましょう。

むくみの対処方法は・・・
①鎖骨の下の解放
②お腹の解放
③鼠径部の解放
④膝の解放

これの順番でなければ戻れるはずの静脈やリンパは滞ります。

着圧ストッキングも良いですが、順番を守らなければ脱いだ瞬間戻ってきます。

妊娠、むくみ、静脈の流れ、予防
私たち、鍼灸マッサージ師はこのことを熟知していますので、きっとどの施術者もこの順番を守っていると思います。

ここで、臨月の妊婦さんにはちょっとさらなるお話を。
臨月は赤ちゃんが下りてきます。
なにせ産道は一番下の出口ですので、どうしても足の付け根、鼠径部に負担がかかります。
いままであまりむくみがなかった方でも、どうしても最後はむくんでくるものです。
なので、臨月にむくんでくるのは、「あ~赤ちゃんが下りてきた」という合図でもありますので、そろそろ準備をしてくださいね!!!

むくみが気になる方はぜひ、針灸マッサージに訪れてはいかがでしょうか?

なにかあればいくらでもご相談下さい。 銀のすず